日々の暮らし中で、些細な出来事が感動に変わる瞬間があります。
しかし、人はその感動をやり過ごしてしまったり、忘れてしまったりします。
「楽しかった」「嬉しかった」「悲しかった」など
そんな様々な感情や感動を記録して、未来の自分へ送り届けるチカラが、
写真や映像にはあると思います。

20年後に写真や映像を見て、当時の記憶がよみがえる、
そういう事が私のように半世紀以上も生きているとよくあります。

またその感動を記録し残す事が、今ほど簡単に出来る時代はありません。

それ故に、その「自分たちの歴史」である今撮影している写真や映像が
とても軽い記録として、おなざりにされている様な気がしてなりません。

私たちプロが撮影する写真や映像はもとより、
ご自分たちがスマホなどで撮影した記録が、
かけがえのない記憶として未来によみがえる「自分たちの歴史」になる
写真や映像が氾濫している今だからこそ、理解し大切に
ご自分たちの「宝物」にして欲しいと思っています。